1. はじめに
SNSが私たちの日常生活の中で欠かせないツールとなる一方で、その裏には犯罪者が潜んでいることも少なくありません。特に「闇金業者」は、SNSを巧みに利用して、違法な貸金業を行っているケースが増えています。
X（旧Twitter）とかを見ていると、多くの個人融資や業者がいるように見えますがその中の多くは同一業者であったり、繋がりがあるグループだったりします。
今回はそんな話を
2. SNSを悪用した闇金業者の手口
SNSの普及に伴い、常に新しいカモを探している闇金業者は次々に手法を編み出しターゲットを狙っていきます。
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ダイレクトメッセージ（DM）による接触
闇金業者は、ダイレクトメッセージで「お金に困っているなら貸します」といったメッセージを送りつけます。一般的な貸金業者とは異なり、手続きが非常に簡単で、即日融資を謳っていることが多いです。利用者の緊急性に乗じて、無理に借りさせることが特徴です。 -
偽のキャンペーン・コンテスト
「お金がもらえるキャンペーン」として偽の広告を出し、応募させた後に融資を申し込ませるパターンです。最初は「お試し融資」として少額を貸し出し、その後、高金利で返済を迫るケースがあります。 -
SNSグループや掲示板を活用
SNS上のグループや掲示板に参加して、実際に金銭的なトラブルを抱えている人たちに、グループ内で個別にアプローチをかけてきます。このような場合、すでに信頼関係があると感じさせるため、警戒心が薄くなりがちです。
セグメント（分類）が同じなので、つい身の上話をしてしまいがち
その他はやはりXなどの #お金貸してください のようなタグで融資を募集しているユーザーに対して「助けることができますよ」という勧誘を行うケースです。
この場合は単なる繋ぎ担当の場合が多く、DMで問い合わせをすると「担当に繋ぎます」で闇金業者にバトンを渡すケースが多々で、結局見てみると同じ業者に繋がるパターンも散見されます。
もっともヤミ金業者は偽名を使っているので声は同じだけど名前が違うというオチが多いのですが（笑）
またそういった業者は、のちのち返済できなくなってしまった場合にたとえば司法書士や弁護士を入れても自分たちが上げられないという自信からか徹底的な嫌がらせをしてきたり、脅迫をしてきたりという発狂系の業者が多いので注意したほうが良いです。
3. 闇金業者に巻き込まれるリスク
闇金業者に巻き込まれると、単に金銭的な問題だけでなく、精神的にも大きな負担を強いられることが多いです。具体的なリスクは以下の通りです。
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高金利による返済地獄
闇金業者の貸付金利は、法律で定められた上限を遥かに超えています。最初は「少額」と感じても、利息が膨れ上がり、返済不能になる危険性があります。 -
暴力的な脅迫や嫌がらせ
支払いが滞ると、業者から暴力的な脅迫や嫌がらせを受けることもあります。SNSや電話を通じて個人情報が漏洩することで、安心して生活できなくなる可能性もあります。 -
個人情報の悪用
SNSを通じて個人情報を収集され、それが悪用されるリスクもあります。後日、他の詐欺や違法行為に利用されることもあります。
4. SNSで闇金業者から身を守るための予防策
以下の予防策を守ることで、闇金業者に引っかかるリスクを減らせます。
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知らないアカウントからのメッセージには注意
知らないアカウントから「お金を貸す」といった内容のメッセージが届いた場合は、すぐに返信せず、慎重に対処することが大切です。 -
不審なリンクやファイルは開かない
闇金業者は、SNSを利用してフィッシング詐欺を行うこともあります。不審なリンクや添付ファイルは絶対に開かないようにしましょう。 -
金融機関に相談する
本当にお金が必要な場合は、信頼できる金融機関や公共の相談窓口を利用することが重要です。合法的な方法でお金を借りることができる手段は他にもたくさんあります。 -
SNSのプライバシー設定を確認する
SNSのプライバシー設定を確認し、個人情報が無断で公開されないようにしましょう。必要以上に多くの人にアクセスされないよう、設定を強化することが予防策になります。
5. まとめ
SNSは便利なツールですが、同時にリスクも伴います。闇金業者の手口は巧妙で、普通の利用者が気づかないうちに騙されてしまうこともあります。自分を守るためには、警戒心を持ち、知らないアカウントからのメッセージや広告には安易に応じないことが重要です。万が一、闇金業者に巻き込まれてしまった場合は、速やかに専門機関に相談することをお勧めします。